「AIが人間の仕事を奪う」を生で感じた経験

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くろやぎ
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みなさん、こんにちは!
くろやぎ(kuroyagikuncom)です。
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以前、ある大学で開かれた機械学習に関する講演会に参加したときの話です。

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大学で開催された講演会でのお話

僕が座った席の前には「関係者席」と書かれた席が3つありました。
「あ、今日の講演者さんとかお偉いさんとかがここに来るのか~」という感じで、特に気にもせずに講演の開始を待っていました。
講演開始時刻数分前になると、その関係者席に1人の男子大学生と2人のお年を召した女性が着席しました。
その男子大学生は耳に補聴器をつけていました。
そして、隣の女性と会話することもなくただ講演開始までじっと座って待っていました。

講演が始まると、2人の女性のうちの片方がおもむろに席を立ち、男子大学生の前に立ち、手話通訳を始めました。
「あ、そのための関係者席だったのか!」
という、どうでもいい「気づき」はさておき、僕自身、手話通訳をテレビではなく生で見るのは初めてで、それは新鮮な光景でした。
口頭で伝わっていく情報をリアルタイムで手の動きに変換して伝える姿を見て、講演会そっちのけで感心していました。
しかし、それと同時に一つの疑問が生じました。
「専門用語とかの手話で表現できないであろう言葉は、どのように伝えているのだろうか?」と。

専門用語の手話通訳

僕が聴いていた講演は機械学習に関するものだったので、一般的には使われていない難儀な言葉が何度も登場していました。
ただ、いちいち専門用語の定義を丁寧に解説していると時間もかかる。
専門外の一般公聴の人でも理解できるようにすると講義の難易度を下げざるを得ない。

そんな専門用語が飛び交う講演の手話通訳はどのようにしてなされているのか?
僕は手話は「ありがとう」ぐらいしかわからないし(中学生の時に何かの授業で学んだ気が…)、その男子大学生の理解度も確認できているわけではありません。
しかし、相槌を入れながら講演を聴いている男子大学生の様子を見ると、何かしらの方法で理解しているのだなと推測できました。

確かに、講演前にレジュメを渡したり、講演者さんと通訳さんとの間で解釈のすり合わせをしていれば、音声の情報を手話を使うことで、それなりの精度で男子大学生に伝えることができます。
しかしながら、講演は生ものであって、その場で質問が来たり、話の内容が変わったりするのが普通です。

講演が進むにつれて内容が段々と小難しいものになり、「これを手話で伝えるの大変そうだな~」と思っていた矢先、新たにその男子大学生の友達らしき人がでっかいディスプレイとパソコンを持ってきて、2人の手話通訳者と入れ替わりで前の席に着きました。
席に着くなりすぐに、見慣れないソフトウェアを立ち上げ、タイピングを始めました。
その時僕は「その手もあったか!」と思わず感嘆してしまいました。
彼らは音声認識ソフトを使って講演者の音声をリアルタイムで自動文字起こししていました。
「技術が進歩したからこそ実現できた翻訳方法だな~」と感心すると同時に、「手話通訳にも限界があるよな~」という当然の事なのかもしれないことに気づかされました。

まとめ

「AIが人間の仕事を奪う」とは最近よく言われることですが、今回の講演会での出来事を通して「音声認識技術の進歩による手話通訳者の減少」という一つの可能性を”生で”感じることができました。

そして何より、男子大学生の向学心、手話通訳者の支援、友達のサポート…
もしかしたら講演の内容よりも学ぶことが多かった講演会(矛盾しているけど)になったかもしれません。

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